BTOパソコンとは?|特徴やメリット・デメリット、PCショップを紹介します

BTOパソコンとは...
BTOパソコンとは、『Build To Order』の略語で「受注生産」のことです。一般的に既製品のパソコンよりも詳細にパーツを選択してカスタマイズすることができます。(生産)
←
(注文)
・BTOパソコン:注文を受けてから組み立てられて販売されるパソコン
・BTOショップ:BTOパソコンを販売しているパソコンショップ
また、BTOメーカーによっては、既製品では販売されていないようなデザインや特徴をもった特殊な仕様のパソコンを製品化している場合もありますので、既製品ではなかなか好みのパソコンが見つからない場合、BTOショプで探すと見つかるかもしれません。
既製品の場合
家電量販店やネット販売でも多数のパソコンが販売されていますが、そのような大手メーカー製のパソコンはかなりの販売台数がノルマ付けられており、データ上よく売れることが分かっている当たり前の構成にならざる負えません。そのために購入者は「似たりよったりの製品の中から結局はメーカーで選ぶ」というようなことになりがちです。
特にこだわりもなく一般的な使い方をするだけであれば、既製品を購入するのが無難かもしれません。
BTOという選択肢
しかし、こだわりの強い方であったり、ゲームや動画編集など特定の作業に特化した使い方を考えているのであれば、BTOパソコンという選択肢も検討してみてはいかがでしょうか?
本記事では、BTOパソコンが選択肢となるかどうかの判断の手助けとして、その特徴およびメリットとデメリット、BTOで販売しているPCショップをご紹介します。
目次
- 『BTOパソコンとは?|仕組みやメリット・デメリット、PCショップを紹介します』
- BTOとは?
- <BTOパソコンの特徴>
- こんな方におすすめ
- 製品の特徴
- 注文方法
- 納期・価格
- 特徴・ユーザー層
- <メリット・デメリット>
- メリット・デメリット
- メリット:
- メリット1.自分の希望のPCが手に入る
- 既製品の中から探す場合...
- BTOパソコンの場合...
- 特にゲーミングPCの場合は...
- メリット2.余計なソフトが入っていない
- メリット3.パソコンに愛着がわく
- デメリット:
- デメリット1.注文するのにある程度のPCの知識が必要
- デメリット2.注文から手元に届くまでにタイムラグがある
- <半BTO、半既製品という選択肢>
- 『半BTO』のメリット
- 『半既製品』のメリット
- まとめ
- <各BTO PCショップの特徴を紹介>
BTOパソコンの特徴

こんな方におすすめ
- 性能重視で高性能なパソコンがほしい
- 本格的なゲームや動画編集、3DCAD、CGなどで使用する
- 特定のグラフィックボードやCPUなどパーツにこだわりがある
- プレインストールの付属ソフトが邪魔
- 購入後にパーツを変更・増設したい
- 既製品にはない見た目(小型、おしゃれ)のパソコンが欲しい
- 自作は無理
BTOのパソコンの特徴
目次に戻る- 最新のパーツが使われていることが多い
1)BTO販売では在庫が少ないので、最新パーツに切り替えやすい。
2)製品の開発期間が既製品ほどは掛からない。
3)使用されているパーツにこだわる購入者が多い。
などの理由から既製品に比べて最新パーツの使用率は高いです。 - グラフィックボードを搭載している
ゲームやVRまたは動画編集など高いグラフィック機能を求められる用途を想定した製品が中心となりますので、多くのモデルでグラフィックボードの搭載が前提となっています。
- ケースは、デザインよりもエアフローなど性能重視
BTOパソコンというと、ゲーミングPCなど通常よりも性能を求めるユーザー層をターゲットにしているため、基本的にはケースも大型になるなど性能に特化したモデルが多くなります。しかし、中には逆に既製品では見られないようなデザイン性に優れたおしゃれなケースを採用して独自性を発揮しているBTOメーカーや製品モデルも存在します。
- マザーボードに手を加えていないので動作が安定している
たいていの大手メーカー製PCは、BIOSメニューの独自設計やコストダウンのためにマザーボードに手を加えたり独自開発されています。マザーボードは安定性や耐久性という観点からは重要なパーツですが、スペック上の性能には現れず購入時には見えにくいという特性上、コストダウンの対象になりやすいパーツです。結果としてメーカー既製品のマザーボードは耐久性が十分でなく壊れやすかったり動作が安定しない場合があります。
- 80PLUS認証などの高性能電源を使っていたりする
高性能なパーツを使用している分消費電力も多くなりますので、少しでも省電力にするため、また電源ユニットに掛かる負荷も高くなるため、高性能な電源ユニットを採用していることが多くなります。
注文方法
目次に戻る注文生産
注文方法
注文自体は画面の指示に従って進めていけばよいのでそれほど難しくありませんが、
ご購入者がパソコンに求めている用途や機能にあったパソコンにするために、各パーツに何を選択すればよいか判断するのには一定の知識が必要になります。
あまりパソコンに詳しくない方にとっては、何を基準にパソコンの性能を決めるのか、どうやって各パーツを選んだりカスタマイズすればよいか難しいかもしれません。
そんな方には、
半BTO、半既製品という選択肢
はいかがでしょうか?
納期・価格
通常のPCとは違い、注文が入ってから組み立てるのでその間は待つ必要があります。納期はメーカーやモデルなどによりますが、早い場合は数日で出荷できることもあります。
価格はそれこそピンからキリまでということになりますが、ベーシックな仕様であれば既製品より安くなる場合もあります。
BTOパソコンのメリット・デメリット
目次に戻る
- 既製品にはない自分好みの仕様にカスタマイズできる
- 大量販売が難しい仕様のPCを購入できる
- 余計なソフトが入っていない
- パソコンに愛着がわく
- 注文するのにある程度のPCの知識が必要
- パソコンを購入してから手元に届くまでにタイムラグがある
BTOのPCのメリット
目次に戻る
メリット1.自分の希望のPCが手に入る
目次に戻る自由度の高さと難易度のバランス
自分の理想のPCを手に入れるという観点から見ると、<既製品の中から探す場合...>
<特殊なPCが欲しい方>
特にこだわりが強い方や仕事柄一般的でないスペックや特殊なPCを探している場合は、そもそもそのようなタイプのPC自体が既製品では見つからないという場合も少なくありません。
<大量販売が難しいPCの例>
超ハイスペックPCとして史上最小サイズを実現したハイエンドPC
ハイスペックなのにありえないほど小さくておしゃれなゲーミングPC
中でも、ゲーミンPCの場合は、
近年のオンラインゲームは、レイトレーシングなどの技術の登場もあってグラフィックスが非常に精細で情報処理量が多く、高性能なグラフィックボードの搭載など、PCに求められる性能が飛躍的に上がっています。そのためゲームを本格的に楽しみたい場合は通常のPCより高スペックなパソコンが必要となっています。
そのためもあって、ゲーミングPCは自作される方も多いですが、
自作の場合はパーツやケースまで全て自由に選べる代わりに、組み立てた後に動かないことや、後々になって不具合や故障が発生した際も全て自己責任になるというリスクが伴います。
また、当然ながら自作するにはそれ相応の技術や時間が必要になるため多くの方にとっては現実的な選択肢とは言えません。
BTOパソコンであれば、自作ほど全てが自由にはなりませんが、ご自分のプレイしたいゲームや持っているディスプレイに合わせて、グラフィックカードやその他のパーツを選択できますので、通常は必要十分なカスタマイズが可能です。
参考記事:
ゲーム好き必見!ゲーミングPCとは何か?選び方のポイントを解説
レイトレーシングとは?|基本からおすすめのグラフィックボード・ゲーミングPCまで
メリット2.余計なソフトが入っていない
目次に戻る既製品のPCを購入すると沢山のソフトがプレインストールされています。便利なソフトもありますが、ほとんどのソフトは必要ないのではないでしょうか。
使わないソフトが入っているのは余計なリソースを使って無駄なだけです。中にはシステムに常駐してPCの動作を遅くするソフトもあります。
自分の納得できるソフトだけを選んで使いたい方にとっては、いらないソフトが入っているのは邪魔でしかありません。
BTOのPCであればパソコンのパーツだけでなくソフトも必要なものだけを自分で追加することができます。不要なソフトが入っていないのでストレスなく使うことができるでしょう。
メリット3.パソコンに愛着がわく
目次に戻るBTOのPCは、自分でパーツを選んでカスタムします。
PCのサイズはどうしよう。 極小サイズのゲーミングPCはこちら
ケースのデザインにもこだわりたい。 カッコいいデザインのハイエンドPCはこちら
CPUやグラフィックス、メモリはどれがいいだろう。
などとじっくり考えて注文するため、それだけ自分のPCに愛着がわきます。愛着が強ければそれだけ大切に使えますし、長く使っても飽きにくいです。
BTOパソコンのデメリット
目次に戻る
BTOのPCのデメリットも確認しておきましょう。BTOの場合既製品を購入するのと比べると購入する際の手間がかかったり、注文してすぐに手元に届かないといった注意点があります。
デメリット1.注文するのにある程度のPCの知識が必要
目次に戻るBTOのPCの注文は、注文画面でパーツごとに予め準備された選択肢から好みのものを選んで行くだけなので難しくはありません。
ただし、CPUやGPUとは何かとか、HDDとSSDの違いはなど、ある程度のPCの知識は必要になります。既製品のPCを選ぶ時にも必要な知識ではありますが、調べてもよくわからないというケースも当然あるでしょう。
自分にピッタリのPCのスペックがよくわからない、カスタム項目がよくわからないという場合は、電話で購入相談ができるBTOメーカーを選ぶと良いでしょう。
デメリット2.パソコンを注文してから手元に届くまでにタイムラグがある
目次に戻るBTOのPCは注文をしてから製造開始しますので、手元に商品が届くまでに数日から数週間のタイムラグがあります。
今使用しているPCがまだ使えるうちに買い替えるなら問題ありませんが、PCが壊れたので今すぐ新しいPCが必要だという場合や、仕事でどうしても明日から使い始めたいという場合には不向きです。
『半BTO、半既製品』という選択肢
目次に戻る『半BTO、半既製品』とは?
販売方式としてはBTO(受注生産)ですが、基本的な仕様を固定(カスタマイズの選択肢が少ない)して半既製品化している販売方式です。
『半BTO』のメリット
- 在庫の必要が無いので市場に流通していない特殊なモデルを作ることができます。
- 個別にカスタマイズ等の希望があった際にも対応が可能になります。
- 注文後に組み立てるため、一台一台、出荷直前に組立て・動作検証を行うことができます。
『半既製品化』のメリット
- 各モデルに応じたベストな構成でお客様に提供することができます。
- 一般的なBTOではパーツを選択するのが難しいお客様でも安心して購入いただけます。
- しっかりと動作検証した構成のPCだけを販売することが可能です。
<まとめ>
目次に戻る
以上、BTOパソコンについての解説となります。いかがでしたでしょうか?
ある程度パソコンの知識があって既製品ではない自分仕様のPCが欲しいけど、自作PCはハードルが高いという方には、BTOでPCをカスタムしてみるのはいい選択肢だと思います。
BTOでもなかなか販売していないような変わったデザインやコンパクトなPCが欲しいという方は、『半既製品』タイプのBTOショップも面白いかも知れません。
いずれにしても、皆さんがBTOでパソコンを購入することで希望通りの仕様・性能のPCを手に入れることができることを祈っています。
各BTOパソコンメーカーの特徴を紹介
目次に戻る最後におまけでBTOメーカー数社の特徴を簡単に紹介します。
<パソコン工房>= 初心者サポートが充実

とにかく安いパソコンが欲しい、カスタムが簡単なBTOがいいという場合におすすめなのはパソコン工房です。普段使いするだけでCPUにこだわらない場合はお値段が特にお得になりますし、カスタムの項目もさほど多くないので比較的簡単に注文できるでしょう。注文の際に迷った際には電話での相談にも応じてもらえます。出荷は、概ね注文から1週間から2週間です。
<パソコンショップSEVEN>= カスタムが充実

SEVENはゲーミングPCやハイエンドPCを中心に扱うメーカーです。各モデルで選択できるパーツの項目と選択肢が非常に多いのが特徴です。注文後最大5営業日で出荷というスピードも魅力です。
<ドスパラ>= 最短2日で届く

ドスパラは国内工場で注文を受けたPCの組み立てを行うメーカーで、最短で注文から2日で出荷されるそうです。カスタムも比較的わかりやすく、初心者でも利用しやすいでしょう。
【PCショップASP】= オンリーワンのPCを販売

【PCショップASP】は『半BTO、半既製品』方式で他では手に入らないオンリーワンのPCを、「高性能・高安定・高耐久」をモットーに誠実に販売しているパソコンショップです。所有することに喜びを感じることがPCラインナップが揃っています。
おすすめ商品
-
- Core i7
- RTX 3070
- RTX 3070Ti
- RTX 3080
- WiFi
最強のマシンを求める方へ。全てを極めた至高の小型ゲーミング・クリエイターPC。
-
プロフェッショナルGPU搭載モデル。最高の品質を求めるプロのクリエイターから本格的なデータ解析まで。
音響解析/画像解析/ゲノム解析/自然言語処理/流体シミュレーション/3Dモデリング/BIM/ドライブシミュレーター/量子化学計算 .etcに。 -
- Ryzen 5
- RTX 3060Ti
- 超極小
- WiFi
見た目と性能を極めた高性能コンパクトゲーミング・クリエイターPC
-
プロフェッショナルGPU搭載。コンパクトPCでクリエイティブ作業からディープラーニング・化学解析まで。
音響解析/画像解析/ゲノム解析/自然言語処理/流体シミュレーション/3Dモデリング/BIM/ドライブシミュレーター/量子化学計算 .etcに。 -
- Core i5
- RTX 3060
- ミニキューブ
- WiFi
小型で信頼できる高性能ゲーミング・クリエイターPC
-
- Ryzen 5
- RTX 3060Ti
- 超極小
- WiFi
見た目と性能を極めた高性能コンパクトゲーミング・クリエイターPC
-
- Ryzen 5
- RTX 3060Ti
- 超極小
- WiFi
見た目と性能を極めた高性能コンパクトゲーミング・クリエイターPC